運命の人



 折り入って話したいことが、あるんだけど……

 勇気を振り絞った俺の電話に、誉が指定した逢い引きの場所は、お互いの家からほど近い、地酒が揃った

地元の居酒屋。当然、どちらの家とも取引があるわけで、知り合いに会う可能性も大いにあるだろうし、

行ってみるまでは多少不安だったのだが、入店してみれば、余裕のある造りで席と席の間が離れているので、

話はしやすそうだった。料理と酒が旨いことは保障つきということだし。

「もしかして、悟と俺、ふたりでサシで飲むのって、初めてか?」

 誉は大ジョッキを1杯空けてから、軽く驚いた表情でそう言った。

「そりゃそうだろ。高校卒業してから、ロクに会ってないんだから」

 高校時代の俺たちは正しい体育会系で、未成年の間全く飲まなかったとは言わないが(なんせ二人とも

酒造屋のせがれだ)大っぴらな飲酒はしなかった。

 高校を卒業してから、俺は東京の大学に進学し、卒業後は2年間アメリカに語学留学していた。その6年

あまりというもの、殆ど帰省することもなく。

 中学高校とつるみまくっていたにも関わらず、地元の大学に進学した誉とは、高校を卒業してからと

いうものは、時候の便りを交わす程度で、ほとんど没交渉になっていた。だから、飲酒できる年齢に

なっても、三十路を目の前にした今まで、サシで飲む機会は無かったというわけだ。

 「悟、全然帰ってこなかったもんなあ」

 誉も同じ事を考えていたらしく、感慨深げに言った。

 そして。

「何で帰ってこなかったんだ?」

 無邪気なその問いに、思わずジョッキを持つ手が震えてしまった。

 今夜は、その問いに答えるために誉を呼び出したはず。わざわざ帰省してまで。それなのに、

動揺してしまう。

 誉には知らないままでいてもらった方がいいのではないかと、まだ心のどこかで思っている。

 しかし、俺の義弟と誉の妹が交際しているために、ここのところ何かと接点が増えていて、もしかしたら

将来、親戚になるのかもしれないわけで……その確率は高いと、俺は踏んでいる。

 だから。

「あのな」

 声が微かに震えてしまった。

 しかし誉はそれに気付かなかったらしく「うん?」無邪気に俺の顔を覗き込む。メガネのレンズ越しに、

変わらない透明な視線。

 胸の奥底の古傷が微かにうずいて、俺はさりげなくその視線から逃れる。

「実は、俺、ゲイなんだ」

 一気に言ってしまう。

 胸が詰まってしまわないうちに。

「自分のセクシュアリティを許容するのに、6年かかってしまったってことだ」

 怖くて視線を合わせることができない。

 ヤツの目に浮かんでいるのは、驚きか、それとも軽蔑か……

「やっぱそうなんだぁ」

 ところが、ヤツの口から飛び出したのは想定外の台詞。

「え」

 声の方を見ると、ヤツの顔に浮かんでいたのは、もちろん驚きもあったけれど、

それよりも、くったくのない笑顔。

「……気付いてたのか?」

「なーんとなく、そうなんじゃないかなって」

 誉は笑顔のまま。

「だってさあ、中学高校の超ぎらぎらしてなきゃいけない年頃から、悟って、女の子に異様に

興味なかったし、話題がシモネタになると微妙に嫌な顔してたしさぁ。よっぽど潔癖性なのか、

それか、ゲイなのかもって思ってた。俺の勘も捨てたもんじゃないな」

……ショック。

 俺としては、長年上手く隠してきたつもりだったのに。

 思わず頭を抱えてしまった俺に、

「みんなが気付いてたってワケじゃないと思うぜ。中学高校と、悟と一番一緒にいたのって、

俺だろうからさ、たぶん俺しか気付いてないんじゃないか?」

 慰めるように誉は言って、通りかかった店員に"月乙女"の純米吟醸をオーダーした。俺の実家の酒だ。

 俺は気持ちを落ち着かせるために、3センチほど残っていたビールを飲み干して。

「……ま、バレてたんなら、それはそれでいいんだけどよ」

「それが、今夜の話の主題?」

 動揺しまくる俺を意に介さず、誉は明るく突っ込んでくる。

「そうだよ」

 ガラスの2合徳利で出された月乙女は、ビール並みに冷えていた。端麗辛口とは言え、純米吟醸なんだから

こんなに冷やさなくてもいいのに。

 揃いのガラスの冷酒グラスをくいっと空けてから、誉は、

「話してくれて嬉しいなあ……ゲイだと判れば、色々納得できるもんな。うん」

 とひとりでしきりに頷いて。

「……色々って、何だよ?」

 しみじみした納得ぶりがいささか怖い。

「まず、蔵を継がなかったワケ」

 誉は左手の親指を折り、右手で徳利を取り手酌する。

「女性と結婚することができない……つまり、跡継ぎを作ることができない」

「まあな。それだけじゃなくて、自分に酒造りの適正があるとも思えないからもあるけど」

「別に、蔵に入らなくても社長はできるだろ。お前んとこなんて、組織がでかいから、社長が直接酒造りに

関わることって少ないんじゃないの?」

 確かに社長……俺の父親は、滅多に直接酒造りには関わらない。いや、関わることができないというのが

本当だろう。経営方面の仕事が忙しくて。本当は蔵にこもって、酒と向き合っていたいのかもしれないが。

もしも俺が蔵を継いでいれば、経営や営業方面の負担が減り、今頃親父は酒造りにもっと関わることが

できるようになっていたのかもしれない。

 そうさせてやれないのは……やはり誉が言うとおり、俺は女性と結婚できないし、子どもをもうける

こともできない。跡継ぎとしては相応しくないのだ。それは本当に申し訳ないと思っている。

 両親には自分のセクシュアリティについては話していないのだが……しかし、おそらく薄々

気付いているだろう。

「なあ、女性とは全然駄目なの?」

 誉が茄子漬けをヘタごと齧りながら、くったくなく訊く。

 興味本位に訊かれたら腹の立つ質問だが、誉の場合、俺を理解しようとしての素朴な質問だと……絡め手

など使えるヤツではないことを、嫌というほど知っているから、正直に答えようと思える。

「全く駄目ってこともないけど、かなり努力を要する」

「へえ……ってことは、女性ともやってみたんだ?」

「まあな、大学の頃、な」

 地元を離れ、東京の大学に進学した俺は、何とか自分をノーマルの範疇に収めようとあがきまくった。

女の子ともつきあってみたし、風俗にも行ってみた。結果、女性とセックスできないこともないが、

その最中、想像力を駆使し続けなければならないということが解った。自分の抱いているのは、男性で

あると――それも特定の―――想像し続けることに成功すれば、女性とでもできた。

 つまり、相手の女性を、特定の男性に重ねていたのだ。

 その不毛さと無礼に気付くのに、2年かかった。

「そっかあ……苦労してたんだなあ」

「仕方ない。マイノリティの宿命だ」

 肩をすくめ、鰹の刺身に箸を伸ばしかけた俺に、誉は更に2本目の人差し指を折った手を突きつけた。

 細長い人差し指の指先には、寒仕込みの名残か、ひび割れの跡。

「そーすると、全然帰ってこなかった理由も解るな。マイノリティは田舎より都会のが暮らし易いからだ」

「まあそれは言えてるな」

 それだけじゃないけど。

 3本目の中指。

「そしてアメリカに行ったのは、オープンなゲイが多いからだ。日本よりは暮らしやすいんだろ?」

「うん、それはそうだ。初めてカミングアウトしたのはアメリカだった」

 誉は口に運びかけたグラスを、つっと止めて。

「ずっとアメリカにいようって、思ったりしなかったのか?」

「思ったけどな……留学も1年のつもりで行ったんだけど、2年に伸ばしたのは、それを考えてたから」

「考えた末、帰国したのか」

「その頃、聖も留学するって言い出したから、一応長男だし蔵を継がないまでも、帰国はした方がいいかと

思ってさ」

 弟の聖は2年ほど前、大学を卒業した年にイギリスに留学してしまい、今となっては、日本に帰ってくるか

どうかもさだかではない。

「えらいな、悟。家のことを考えて帰国したんだな」

 誉がテーブル越しに手を伸ばして、俺の肩を叩いた。

「誉の方がえらいだろ。真面目に蔵継いで。すっかり立派な若旦那だ」

「立派じゃねえよ、まだ全然足手まといだぜ。俺より若い蔵人さんより使えねえって」

 謙遜でなく、自然にそう言えるところが、また誉らしい。

「それにしても悟、マイノリティの苦悩を抱えて、田舎で暮らしていく決心、よくできたなぁ」

「いや決心というほどでもなくて、とりあえず帰国してみたら、ちょうど今の職場で英語教師の募集が

あって。モロに地元ってのはさすがに抵抗あったから、新潟市で女子校、こりゃいいや、みたいな」

「そっか、むしろゲイは女子校の先生向きなんだな」

 あははは、と誉は面白そうに笑った。

「アメリカで色々あったから、日本でも何とかやっていけそうな自信もついたし」

「色々?」

「それは聞かない方がいいぞ」

「ほー……ふーん……」

 誉はしきりに頷いている。勝手に納得したようだが、放っておく。とても具体的に話せる内容ではない。

 アメリカでは、自分のセクシュアリティをオープンにできることは嬉しかったけれど、その代価も存分に

受けた。初めて男性の恋人を持ち、傷ついて、傷つけて、そして別れて……そうしているうちに、俺は

自分の衝動や想いをコントロールできるようになった。

 コントロールできるようになったはずなんだけれど……

 今夜は、酔いが回ってきたせいか、誉の透明な視線のせいか、本当のことを話してしまいたくなった。

無性に。

「好きな人が、いたんだよ。ここに」

「ここ?」

「ここに」

 俺はそう言って、足下を指さして見せる。

「ここ、N岡に」

「ほー」

 誉は軽薄に相づちをうちながら、それでも神妙な表情で俺の次の言葉を待つ。

「でも、そいつは明らかにノーマルだから、俺の気持ちが通じるわけもないだろ。だから近くにいるのが

苦しくて、だから、この町を出て戻らないつもりだった」

「でも、戻ってきた?」

 誉がメガネの奥の目を細める。

「アメリカで色々あって、あきらめることも覚えたし、自分の衝動や思いをコントロールすることが

できるようになったから、もう戻っても大丈夫だろうと思ってさ」

「なるほど……で、そいつに会っても、もう苦しくないわけ?」

「ないな。初恋の人、みたいな懐かしい感じがするだけ」

「そっかぁ」

 誉はぐい飲みをまた勢いよく空けてから、おもむろにメガネを取った。

 軽く驚いた。

 メガネを取った誉が、あんまり昔と変わらなくて。

 すっかり太ってしまった俺と違い、体型がほとんど変わっていないせいもあるかもしれない。明るく

まっすぐな視線からは、アスリートだった頃のナイフのような鋭さは失せたが、その代わりに強さが

備わったようだ。地に足を着けて、信念を持って仕事をしている職人の顔になりつつ

あるのかもしれない。

 しかし、笑顔の明るさは、変わらない……

 白い歯を見せながら、誉は言った。

「もしかしてさ、その初恋の人って、俺?」

 えっ……

 頭が真っ白になった。

 そこまでバレてたのか!?

「おー、やっぱ、そうだったんだなー」

 絶句する俺。

 クイズに正解したかのような、嬉しそうな表情の誉。

「い……いつから知ってたんだ?」

 ヤバい、俺、めちゃくちゃ動揺してる。声が裏返ってる。

「高2くらいかなあ、悟が俺を妙に避けるようになったからさぁ、何なんだろうなあって考えたんだ。

俺だって結構悩んだんだぜ。大好きな悟ちゃんに嫌われるようなこと、何かしちゃったかしらってぇ」

 うわ。

 自分の気持ちを知られまいと、誉との距離を取ったことが却って逆効果になっていたと……

 たまらず俺は頭を抱えた。

「……気持ち悪いとか、思わなかったのか?」

「え?」

 俺の問いに、誉は頓狂な声で聞き返す。

「俺の気持ちを知っても、男同士で、気持ち悪いとか思わなかったのか、って訊いてんだよっ」

「ああ、全然」

 誉はさらっと言ってのけ、俺は思わず顔を上げた。

 ヤツは、こともなげな顔で、メガネのレンズをティシュペーパーで拭いていた。

「他の男だったら、ちょっとは気持ち悪いって思ったかもしれないけど、悟だからなあ。だって、悟、

俺を無理やり襲ったりとか、絶対しないだろうと思ってたし」

「……そりゃしないけど」

 したいと思ったことは何度もあったけど。

 女性たちに……いや、男性にも、誉を投影しながらセックスしたことは何度もあったけど。

 現実には、俺は、ヤツに触れることはなかった。

 できるはずがない。

 俺は、空を飛んでいる誉が、突き抜けそうに明るい笑顔の誉が好きだったのだから。

「でも、試しに言ってみてくれりゃ良かったのに」

 誉は酒を啜りながら、妙なことを言った。

「はあ?」

「悟とだったらさ、1回くらいやってみても良かったかもなあ、なんて」

「え」

「あ、でも痛いのは勘弁な。ケツはジャンパーの命だし」

 わはははは、とヤツは楽しそうに笑って。

「うそだろ……?」

「嘘じゃないって。悟だったら、やれたような気がするぜ。10ン年前の俺なら。少なくとも、

ゲイだって知っても、悟とは親友のままでいられたと思う」

 目眩がするほどの勢いで、高校時代のせつない痛みが蘇ってくる。

 いつでも触れられるところに誉は存在していて、それなのに永遠に近づけることはない。

 そう思っていた。

 どんなに毎日苦しかったか!

 俺のあの苦悩は、誉に自分の気持ちを知られまいとするあの苦しみは、いったい……

「……俺の青春を返せ」

 恨みがましく呟くと、

「あ、今更返せって言われても無理。俺には女房子どもがいるのよん」

「判ってるよっ」

 何だか腹が立ってきて、俺も負けずに口走ってしまった。

「今は、俺にだって、つきあってる人がいるんだっ」

「おおっ」

 誉が喜んで手を叩き、周辺の席の酔客の注目を浴びてしまった。

「そりゃ良かったなあ、田舎でもゲ……」

 慌てて手を伸ばして、誉の口を塞ぐ。面の割れまくっている店で、周囲の注目を集めながらする

話題ではない。絶対。

「でっかい声で言うな!」

「悪い悪い」

 誉は俺の手を引きはがし、一応小声になって、そして何の邪気もない笑顔で。

「いや、でも良かったなあ、ホントに。こんな田舎で、好きになれる人に巡り会えて」

「まあな……」

「どこで巡り会ったんだよ?」

「いやまあ、仕事関係で……」

 同僚であるとは、ちょっと言いにくく、俺は言いよどんでしまったが、誉はこくこくと頷いて。

「芸術系の科目の先生には、結構いそうだもんなあ。良かったなあ」

 ヤツは単に面白がっている風でもなく、お世辞を言っているわけでもなく。本気で俺に恋人がいることを、

祝福してくれているようで……

 ま、そういうヤツだよな。

「……香誉ちゃん、大きくなったか?」

 話を逸らすため、3か月前に生まれた娘の名前を出した途端、誉の目尻がだらしなく下がった。

「なったなった、しかもすっげえカワイクなった」

 誉はそう言うと、いそいそと、傍らに丸めていたダンガリ・シャツのポケットからミニアルバムを

取り出した。アルバムを常に携帯しているようだ。しっかり親ばからしい。

「見てくれよ。これ、先週撮った写真」

 メガネをかけなおした誉は、すっかりパパの顔。

 渡されたアルバムをめくると、延々と赤ん坊のアップが並んでいる。俺は、香誉ちゃんの顔は、誉の

奥さんのまゆさんが、まだ産後で入院している間に見舞いがてら……晃が見舞って点数を稼いでおきたいと

言うので、それにつきあって……見たっきりで、その時は猿そのものだったから、3ヶ月たった写真は、

別の赤ん坊かと思うくらいに成長していた。

「うん、カワイクなってる」

「だろ?もう、日々大きくなって、カワイクなって、たまんないって」

 誉は溶けそうな笑顔で、またグラスを空けた。

「誉に、似てるな」

 ぱっちりと明るい目元や愛嬌のある鼻の形が、誉に似ているような気がした。

「いや、むしろ美誉の赤ん坊の頃にそっくり」

「ああ、そうなんだ」

「家族でヨーカドーに買い物に行ってな、美誉がベビールームで子守してたら、若いお母さんねー、

そっくりねーって言われたって、複雑な顔してた」

 その時の美誉ちゃんの表情を想像すると笑えた。

「美誉ちゃんに似てるんなら、美人になるな」

「えー、アレ、美人か?」

 美人の兄は顔をしかめた。そう言えば、美誉ちゃんと誉も結構似ている。

「充分美人だろ?」

「ゲイ的には美人の範疇なのか?」

「一般的に見て美人だ。ゲイの美意識を差別すんな」

「ふーん、そうなのかあー、って、お宅の義弟のが美人に見えるけどな」

 口に含みかけた、温くなってしまった酒を吹き出しそうになった。

「あれは一般的な比較対象から外すべきだと思う」

「ああ、確かに。外しとかないと、世の中の8割は十人並み以下ってことになっちゃうもんなあ」

 酔ってきたのもあるし、言うべきことを言って、すっかり気が楽になったのもあって、涙が出るほど

笑ってしまった。

「なあ、悟、女は嫌いか?」

 誉が少し真顔になって訊いた。

「嫌いなわけじゃないって。性的な対象にならないだけ」

「ふうん……じゃ、子どもは好きか?」

「好きだよ。じゃなきゃ、教員なんてしてねえよ」

「そっか、そりゃそうだな」

「何だよ?」

 何が言いたいのだろう?

「いや、赤ん坊嫌いでなきゃ、香誉に会いにきてくれよ」

 誉はメガネの奥の目を細めて。

 昔と同じ、俺がたまらなく好きな笑顔で。

「いつでも、遊びに来てくれ。昔みたいにな。俺はずっとここにいるんだから」

                                        FIN.


                       お題提供:女流管理人鍵接集「大人のためのお題」


                               お題目次   シリーズ目次  




☆当初はこの話、マンガにするつもりで構想したのです(^_^;
 でも、特に美形でもない体育会系アニキが2人で居酒屋で飲んでる絵を延々描いて
 何が面白いんだと気付き_| ̄|○間が保たないし(爆
 んじゃ、拍手お礼短編にしよかな〜と思ったら、字数が収まらない_| ̄|○
 というわけで最終的に、お題短編としてこじつけさせて頂きましたm(__;)m
 誉兄のどこまで素か不明な天然っぷりと、悟兄の繊細さをお楽しみ頂ければ幸いです(笑